排尿障害と症状

排尿障害としてまずよく感じる症状として頻尿があります。

妊娠後期になると大きくなった子宮で膀胱が圧迫され、頻尿になることがあります。

頻尿になると、排尿した後も残尿感を感じる事が多くなることもあります。

また、腹筋が緩み、腹圧の低下で尿もれの症状が現れたり、分娩時には赤ちゃんの頭などで長時間の圧迫による膀胱麻痺(ぼうこうまひ)や末梢神経の圧迫、さらに分娩時のいきみにより骨盤底筋群が緩む事が多いのです。

その結果、尿道括約筋が弱くなり、産後すぐは尿意を感じなくなったり、尿が出ない、排尿までに時間がかかるなどの症状が現れることがあります。

さらに、産後は、分娩時裂傷(皮膚が裂けて出来る傷)や会陰切開創(刃物などで出来た傷)、膣、子宮下部の傷などで尿路感染などを起こす事もあります。

多くの排尿障害は一過性で、分娩後24時間以内に起こりやすく分娩後は1週間以内に治まるものが多いです。

咳やくしゃみ、赤ちゃんを抱っこしたり、体勢を変えたりすると尿もれをしてしまったりする症状は1ヶ月以上持続することもあります。

排尿障害の対処法

症状が治まらない時は、骨盤底筋群を締めるトレーニングや骨盤体操をまめにやるようにしましょう。

産後すぐに産褥体操を行うことにより、回復を早めることができるともいわれています。

排尿時は急がず、一度で尿をすべて出さずに途中でお腹に力を入れ、何度か尿を止めてみるなど、筋肉を締めるトレーニングも効果があります

筋肉を締めるコツがつかめたら日常生活でも時々取り入れてみましょう。

また、緩んだ骨盤底筋群などが回復するまでは重い物を持ったり、長時間の立ち仕事などは避けるようにし、少しづつ身体を慣らしていきましょう

排尿障害などの症状が長く続く、症状の回復がみられないようであれば様子をみすぎずに早めに受診してください。